農イノベーションひょうご全体交流会2017

皆さまこんにちは。

先日6月22日(木)に神戸で開かれた「農イノベーションひょうご全体交流会2017」に参加してまいりました。

 

交流会では優良事例の発表と共にプラネットテーブル株式会社CEO菊池紳氏の講演もあり、ボリュームたっぷりの一日でした。

特に菊池氏のお話は大変勉強になることが多く、1時間の講演があっという間に過ぎていきました。

 

菊池氏は、農家がきちんと儲かり、消費者が適正な価格で青果を購入できるような仕組みづくりについてお話ししてくださいました。

 

売れるニーズのある食材を知りたい、収穫期にまとめて出荷したい。

作業や資材は極力カットしたい、できれば高く売れて欲しい。

継続的にお取引していきたいし、何よりお客様からのフィードバックが欲しい。

 

生産者としては当然持っているこれらの欲求を、皆様はどう思いますか?

当たり前と思うでしょうか、贅沢と思うでしょうか。

 

現状、生産者としてこうした思いが全て叶っているとは思いません。

当たり前であるべき要望が難しいと感じることも多々あります。

それを乗り越えて行くべく頑張っているのですが、一日畑で作業しているといつの間にかこの思いをふっと忘れてしまう時があります。

農作業をすることで精いっぱいになってしまい、その先への視野が狭くなってしまうのです。

 

しかし、こういった交流会に参加しセミナーや講演を聞くとはっとさせられます。

何のために作業しているのか。自分たちはどうなりたいのか。

新しく学ぶとともに、自分たちの姿を見返すことのできる良い機会にもなっていると感じています。

 

プラネットテーブル株式会社の取り組みについては、下記URLをぜひご参考ください。

http://planet-table.com/about/

 

農家は農家だけでは農家でいられません。

野菜を運んでくれる人、売ってくれる人、買ってくれる人。

たくさんの縁が円のようにつながって成り立っているのだな、と改めて実感いたしました。

NOUENの名前の由来にもつながるご縁を大事に今後も頑張っていきたいと思います!

カテゴリー: イベント

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