説明
“幻のねぎ”と呼ばれる兵庫県朝来市の特産「岩津ねぎ」。解禁は冬のわずか4か月のみ。甘さと柔らかさは唯一無二で、青葉から白根まで丸ごと味わえる希少な逸品です。
岩津ねぎは天空の城「竹田城」で有名な兵庫県朝来市の特産品で、岩津ねぎ生産組合の定めた特定の地域でしか栽培することができません。岩津ねぎは日本三大ねぎ(群馬の下仁田ねぎ、博多万能ねぎ、朝来の岩津ねぎ)の一つですが、下仁田ねぎや博多万能ねぎ、九条ねぎ、深谷ねぎと比較しても圧倒的に生産量が少なく、産地である兵庫県や近隣の大阪以外の市場に出回ることは少なく、幻のねぎとも言われています。
生産量が少ない理由は、生産者の高齢化以外にも品質を維持するために産地や出荷期間を限定していることも挙げられます。岩津ねぎの甘さと柔らかさは朝来市の気候で育てるからこその賜物で、ほかの地域で育成しても岩津ねぎの甘さと柔らかさを再現することはできません。また、岩津ねぎの出荷は毎年11月23日から3月21日の期間中だけ、解禁日の定められているねぎは日本でも岩津ねぎだけです。
岩津ねぎのふるさとである朝来市は兵庫県の中央部に位置しており、史跡生野銀山や日本のマチュピチュ・天空の城とも呼ばれる竹田城址の麓に広がるまちです。
冬の寒暖差と積雪が多い朝来市で、江戸時代から独自の改良を重ね生産されている岩津ねぎは、京都の九条ねぎと関東の千住ねぎを交配して作られており、関西の葉ねぎ(青ねぎ)と関東の根深ねぎ(白ねぎ)のいいところを合わせ持つのが特徴です。青葉から白根まで余すところなく食することが出来る、とても甘くて柔らかいのが最大の特徴です。














